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【実施報告】スキーキャンプ

2019年12月26日(木)〜29日(日)にかけて、てんげんじこどものいえスキーキャンプ が実施されました。

この記事では、4日目の様子をお伝えいたします。

12月29日(日)、午前7時。

最終日の朝を迎えたこの日は、ここ2日間の雪が嘘のように空が晴れ渡り、絶好のスキー日和!

キャンプ生活にも慣れてきた子どもたちは、最終日の今日も元気いっぱいです!

とはいえ、今日は東京に帰らなくてはならない日です。

朝のうちに荷物整理をしっかりと済ませ、準備を整えました。

滑りたくてうずうずしている小学生たちは、早速ゲレンデへ!

幼児たちと一部の1年生は、3日間で心ゆくまでゲレンデ遊びを満喫したので、宿に残って山小屋の周囲散策と雪遊びを楽しみました。

ゲレンデに降り立った小学生たちは、この3日間は一度も乗っていないリフトに乗車し、変化のあるコースの滑走にチャレンジすることにしました。

リフト乗り場も比較的空いており、すぐにリフトに乗車することができましたが、リフトの上から眺める景色は真っ青な空と白銀の雪のコントラストで目を見張る美しさでした。

素晴らしいコンディションで2日間に降り積もった雪が適度に締まっており、非常に滑りやすい雪面の様子で、子どもたちは滑走を心から楽しんでいる様子でした。

スタッフの遊び心で、わざと雪がモフモフに積もっているコースの端や、立木の間を滑るルートを取るなど、いろいろな滑り方をしながら何度もリフトに乗り、午前中だけの滑走にもかかわらず、8回以上はリフトに乗りました。

最高のコンディションでのスキー滑走を心ゆくまで楽しみ、お昼ちょうどに滑走を切り上げて、宿へ戻ります。

宿では最後の昼食を美味しくいただきましたが、ここで驚きのサプライズ!

宿に残っていた子どもたちが、スキーキャンプがよほど楽しかったのか、引率をしているスタッフに向けたお礼メッセージを用意してくれており、それをみんなで読み上げてくれたのです。

「てんげんじこどものいえのスキーキャンプ は最高の3泊4日でした。先生が面倒を見てくれて、楽しい気持ちで家に帰れます。僕の楽しいキャンプはずっと終わりません。これからも、新幹線の中で、先生に感謝しながらお菓子タイムを楽しみましょう。(ここでリーダーたち爆笑)先生たち、この3泊4日の間、本当にありがとうございました」

楽しい時間を一緒に過ごせてこちらも感謝でいっぱいにもかかわらず、このような気持ちを伝えてくれて、胸がつまりました。

昼食の後、急いで最後の荷物整理をし、東京へ送り返す荷物をまとめ、時間ギリギリまで手作りのゲーム大会などをして過ごしました。

最後に宿の前で記念の集合写真を撮影し、バスに乗り込むと窓外の山小屋に別れを惜しみながら、一路越後湯沢駅へ。

駅ではひとりひとりが持ってきたお小遣いでお土産を買いましたが、家族に向けてかったプレゼントがきょうだいでかぶってしまっていたり、自分のものは何一つ買わないで家族のためだけに全てのお小遣いを使っていたりと、微笑ましい姿が見られました。

お土産購入の後は、新幹線到着までの間に、待合所でこのキャンプ全体の感想文を書きました。

みんな一所懸命に書いていて、「裏まで書いてもいいですか?」という子も一人ではありませんでした。

書き終えた感想文は、乗り込んだ新幹線の中で発表会をしました。

キャンプが終わって欲しくない、まだまだずっとこのメンバーで過ごしていたいという気持ちや、楽しかった思い出が文章の中に溢れ出ている子が多く、聞いているこちらもじーんと胸を打たれるような思いを綴っていました。

全員の発表後はしばらくのおやつタイムを経て、新幹線は早くも東京駅に到着。

年末の人混みの中を迷子にならないように、最後まで気を抜くことなく解散場所へ向かいます。

そしていよいよ解散場所にたどり着くと、お迎えの親御さんの顔が見えた途端、ほっとした顔で駆け寄って行った・・・のは、子どもではなくお母さんたちの方でした(笑)

解散式を終え、リーダーから一人ひとりの生活の様子を親御さんに報告し、無事解散となりました。

てんげんじこどものいえのスキーキャンプ は、今回が第1回となりましたが、怪我人や病人を出すことなく、無事に充実の3泊4日を過ごすことができました。

引率したスタッフにとっては、スキーキャンプの運営は20年近くの経験があるものであり、会場となった苗場スキー場やホテルエフ も馴染みの場所ではありましたが、キャンプが大成功に終わったのは、

子どもたちが自分たちで共同生活を良くしようとしていった心がけによるところが大きいと思います。

てんげんじこどものいえでは、今後もキャンプイベントにおける豊かな体験活動、共同生活を通じて、子どもたちが協調して生き抜くための知性と感性、たくましい心身を養い、自らの力を、自他のために生涯発揮していくことのできる人間性を涵養して彼らの内面に自信と希望を育んでまいります。

今回、参加してくれた子どもたち、送り出してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。

またてんげんじこどものいえで、そしてイベントやキャンプで、一緒に楽しい時間を過ごせることを楽しみにしています!

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